化粧品・ヘアケア製品向け生分解性試験のご案内
- 環境負荷低減に向けた製品評価で、サステナブルな製品開発をサポート -

 一般財団法人ニッセンケン品質評価センター(以下 ニッセンケン、理事長:安藤 健)では、化学製品における環境負荷低減に向けた評価手段として、従来から提供している生分解性試験「OECD TG301C」に加え、より試験成立の可能性の高い「OECD TG301F」も承っております。

環境配慮型製品の開発と「生分解性」の重要性

 化粧品やヘアケア製品をはじめとした化学製品では、環境への影響評価として「生分解性」の確認が重要視されています。「生分解」とは、バクテリアや菌類などの微生物によって、有機化合物が水や二酸化炭素といった無機物まで分解されることであり、土壌(堆肥)や海水、下水などの環境下で自然に還るため、生分解性材料は近年の環境問題に対して効果を発揮する材料として関心が集まっています。
また、エコテックス®認証の一つであるエコパスポートでは、界面活性剤、軟化剤、および錯化剤など、一部の製品について生分解度の確認が義務付けられています。(2025年4月施行。なお、2026年4月まで猶予期間があります。)

OECD TG301Fの特徴

 OECD TG※1301Fは、TG301Cと同様の試験条件でありながら、比較的活性が高い「下水処理施設の活性汚泥等」を微生物源として利用することで、試験成立の可能性が高いことが特徴です。ニッセンケンでは、様々な生活排水や産業排水を処理している「大都市下水処理施設の活性汚泥」を使用しており、より幅広い種類の物質の分解が可能な傾向にあります。

▲生分解性試験OECD TG301CとOECD TG301Fの比較表

▲培養の様子

※1)

※2)

OECD テストガイドライン(TG)は、化学物質などの安全性や環境影響を評価するために、OECD(経済協力開発機構)が策定した国際的に共通の試験方法です。試験手順や評価基準が統一されているため、得られたデータは各国で信頼性が高いものとして扱われ、製品開発や法規制対応に広く活用されています。
BOD(Biochemical Oxygen Demand、生物化学的酸素要求量)とは、水中の有機物が、微生物によって分解されるときに消費される酸素の量。生分解性試験では有機物がどれだけ分解されたかを求めるために測定します。

<対象製品>    下水へ排出することが想定される化学製品
          例:ヘアケア用品(シャンプー、リンス)、ボディケア用品(ボディソープ)、化粧品 など
          ※無機化合物のみで構成される製品は試験対象外となります。
<必要検体量/納期> 30 g(mL) /2~2.5か月

本リリースに関するお問い合わせ先

一般財団法人ニッセンケン品質評価センター
ライフ アンド ヘルス事業本部 エコテックス事業部
E-mail:oeko-tex@nissenken.or.jp

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香りの分析試験のご案内 - 香りを“強み”に変える時代へ!印象を可視化し、製品の魅力づくりをサポート -

 一般財団法人ニッセンケン品質評価センター(以下、ニッセンケン)では、香気成分を可視化する「香りの分析試験」を実施しています。香りの印象を客観的に示すことで、品質管理や製品訴求の裏付けに役立ちます。

香りが製品イメージと購買行動に与える影響

 消費者の「香り」に対する感受性は年々高まっており、製品に含まれる「香り」が ブランドイメージや購買行動に影響を与えるケースが増えています。特にアロマ製品や化粧品などでは、香りの質や強さ、持続性が購買の決め手になることも少なくありません。このような背景から、ニッセンケンでは従来の官能評価に加え、香りを化学的に分析する「香りの分析試験」を実施しています。製品開発、品質管理、そしてマーケティングにまで役立つ“香りの見える化”を支援します。

試験の特長

【対象製品】 繊維、皮革、金属、薬剤 など
【特長】   ①高感度な成分分析
       香気成分を効率的に検出・分析し、高感
       度かつ安定した測定が可能です。
【特徴】   ②高精度の解析データベース
       香気成分に関する化合物情報や文献情報
       が多数登録されたデータベースを活用
       し、目的成分の抽出・同定が可能です。さ
       らに、「柑橘系」「甘い」「脂っぽい」な
       ど、においの印象(キャラクター)も
       言語化することができます。
【活用例】  ・香り付きアロマ製品の香気成分を可視化
        し、製品訴求に活用
       ・香りの持続性や強度の経時変化を評価
        し、機能性の根拠づけに活用 など
【分析事例】 市販のアロマスプレーを分析したところ、
       右図の香気成分が主に検出され、「柑橘系の
       フレッシュで爽やかな香り」と「甘く温か
       みのある香り」を持つことが確認できまし
       た。当該製品は、実際にオレンジ、ベルガ
       モット、ラベンダー、シダーウッド、ライ
       ムなどの精油が使用されていました。

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