ヘアケア用品など化学製品の生分解性試験の受注開始 / 自然環境への負荷低減=無機物化を評価

 一般財団法人ニッセンケン品質評価センター(以下、ニッセンケン)は2022年10月17日より、生分解性評価試験の一つである「OECD 301C」の受注を開始いたします。


 2015年9月の国連サミットにおいて、加盟国の全会一致でSDGsが採択されて以来、日本でもリサイクル素材の使用や環境問題への対策、労働環境の改善など、SDGsを意識したモノづくりが進んでいます。その中で、サステナブルな取組の一つとして「生分解性」というキーワードが注目されています。
 「生分解」とは、バクテリアや菌類などの微生物によって、有機化合物が水や二酸化炭素といった無機物まで分解されることであり、土壌(堆肥)や海水、下水などの環境下で自然に還るため、生分解性材料は近年の環境問題に対して効果を発揮する材料として関心が集まっています。

 ニッセンケンではこのたび、生分解性評価の分野で国際的に合意された試験方法の一つであるOECD 301Cの実施が可能となりました。皆様からのご依頼・ご相談をお待ちしております。


■主な試験対象
下水へ排出することが想定される化学製品
 例:ヘアケア用品(シャンプー、リンス)、ボディケア用品(ボディソープ)、化粧品 など
 ※無機化合物のみで構成される製品は試験対象外となります。


■お問い合わせ先
一般財団法人ニッセンケン品質評価センター
エコテックスⓇ事業所
E-mail:oeko-tex@nissenken.or.jp


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